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September 05, 2004

ラリージャパンミニ講座 icon_clip.gif

最近、個人的にはラリージャパンに盛り上がっていますが、ラリージャパンやWRCという言葉を聞いてもあまりわからないという人へのミニ講座。

●WRCとは
 World Rally Championshipの略で、いうなればラリーの世界選手権のことです。
 世界でFIA(国際自動車連盟)公認の自動車レースというのは2つしかなく、そのうちの一つが「WRC」で、もう一つが「F1」です。
 「F1」はF1専用マシンが世界各地のサーキットを走って競うのに対して、WRCは公道を走る一般車ベースのマシンで山道や公道などを走ります。もちろん、雪道だろうが、山道、砂利道だろうが関係ありません。知ってるようなクルマで様々なコンディションのコースを爆走する。だから見ごたえがあっておもしろいんですね。

シトロエン、プジョー、スバル、フォードの4大自動車メーカーが中心となって、F1と同じように「ワールドチャンピオン」という栄光を目指し、世界16ヶ国、11ヶ月に渡るバトルを繰り広げるものです。
個人でも参加したければ、ラリージャパンにだけ参加するということも可能なところあたりがF1と大きく違うところですかね。

WRCはドライバー一人が車に乗るのではなく、ナビゲータと呼ばれる道を案内するプロを助手席に乗せて走ります。あらかじめ下見のときにチェックしたメモを元に「次のコーナーはどっちにどれぐらいの大きさのカーブで路面状況はどうこうでどれぐらいで突っ込める」などのナビゲートをして、ドライバーはそれを信じてハンドルを切ります。ドライバーはナビゲータを信じてコーナーの先が見えなくてもハンドルを切ったりアクセルを踏んだりしますし、ナビゲータはドライバーの腕を信じて案内をします。つまり、お互いに命を預けあっているわけです。

●ラリージャパンについて
「ラリー・ジャパン」は2004年世界ラリー選手権全16戦の第11戦目として、9月3日~5日の3日間、北海道・十勝地方の帯広で歴史的初開催を迎えました。

LEG1,2,3と3日間に分け、総ステージ距離387.50kmを3日間で27つのSS(スペシャルステージ)(各2.2km~約30kmのコース)を走り速さを競います。

こんなに長い距離で27コースも作れるのは日本ではどう考えても北海道しかないから、北海道開催というのも納得ですね!

Posted by Ken at September 5, 2004 05:40 PM