March 16, 2006
PS2、PSPそしてPS3の未来
「PS Business Briefing 2006 March」で久夛良木氏がPS2、PSPそしてPS3の未来についての発表がされました。
いくつかのキーワードを。
1億台を突破したPS2は今後4、5年は供給し続ける。
PSPはほとんどの場合、「家庭で」、「ゲームをするために」使われている
マルチメディア機能中心ではなく、やはりゲーム中心の使われ方なんですね。
個人的には、マルチメディア機能はゲームの次かもしれませんが、今後着実に伸びていきそうな気はします。
たとえば『パラッパラッパー』や『がんばれ森川君2号』といったゲームを出したが、このときの意図は女性ユーザーを獲得するということがあった。10年近くたって、我々が本来の“チャレンジ”を忘れてしまったのかもしれないという反省もある。今後は開発されていないマーケットをいっしょに広げていきたいと思う
PSPとは対決しているターゲットなのかどうかはわかりませんが、Nintendo DSは、宇多田ヒカル、松嶋菜々子を採用したCMやうまい戦略で女性の、今までゲームユーザではなかった人を取り込んだ面はPSPも見習うべきなんでしょうね。
「RSS Channel」の発表・・・ポッドキャスティングやインターネットラジオといったジャンルをカバー
画像を含めたコミュニケーションをPSPの基本機能として2006年10月に提供することを発表。USB接続で利用するカメラ「PSP-300」も発売する
GPSレシーバー「PSP-290」
GPSレシーバー対応の「みんなのGOLF」なんかも想定されているようですね。
GPS搭載して「ゲームでの」みんごるではなく、リアルなゴルフ場での現在位置、カップまでの距離などを取得できれば画期的なのになぁ。
「PSPとPS3は、物理的にはUSBケーブルやWi-Fiでつながる。PS3がインターネットに接続していれば、PSPも接続することができる。シームレスなIPネットワーク上のコミュニケーションが可能」
プレステのゲーム自体を無線LAN経由でPSPに取り込みエミュレーションし完全に動作するなどの夢もあるようです。
ゲームのネットワーク配信などが実現すれば便利になりますね。
フルHDに対応した「次世代HDMI」がまもなく制定終了、DVDとは異なる圧倒的にすばらしい映像美を出力するBlueray-Disc、すべてのPS3はフルBDサポート、Cellを搭載するPS3は、HDMIを含めて、最先端のBDプレーヤー
現在のHDMIがフルHDサポートしていないというのはちょっと驚きでしたが、次世代HDMI対応が待ち遠しいです。
PS、PS2の第2世代では“空間”を持ち込むのが我々のモチベーションだった、と久夛良木氏。また、3次元のゲームは不可能だと言われたが、結局は空間の概念を手に入れルことができたが、第3世代に欠けているのは“リアルタイム性”であり時間軸であると述べる。「Liveの世界をネットワーク越しに実現する、というのは、言い換えれば“4次元“の世界。過去にもいければ、いろいろな場所にも行ける。いまのインターネットでは、少ない表現の中でもそれがはやっている。是非これをPS3のキーにしていくのが夢」
大きな夢ですがどの辺までPS3はかなえてくれるのでしょうか。
Posted by Ken at March 16, 2006 11:43 PM